エリオ ロカンダについて

「私は、文化をお皿の上に乗せてるのです。だから、うそのことを紹介したくありません。私の国や故郷のことを紹介するのも、うそのことなら言いたくない。日本人が、ニセモノや古くなってしまった味をイタリアのものだと思っていることも嫌です。私の大好きなイタリアの本当の文化、味、楽しさをわかってほしい思ってます。」

故郷

1966年10月25日、イタリア半島のつま先に位置するカラブリア州、チェトラーロに生まれました。チェトラーロは、ティレニア海に面するリゾート地で、漁港もあり、青い海の傍まで小高い丘が迫り、オレンジ色の家並みにオリーブ畑の緑が美しい風光明媚な町です。夏にはヨーロッパ中から観光客が訪れ、人口が普段の2~3倍になります。チェトラーロでロカンダ(郷土料理を出す宿)を営んでいたエリオのおばあさんは、家族のために料理を作る様に、ロカンダのお客様にも愛情を持って料理を振舞う人でした。幼少のエリオは、チェトラーロにやってくる人たちと触れ合いながら、彼らが帰って行く大都会に行くことをいつしか目指していました。

修行時代

地元の5星ホテル、グランドホテル サン・ミケーレでの仕事を皮切りに、ミラノ、ロンドンで修行を重ね、スペインで自分の店を持つころには、アメリカン ドリームを胸に抱いていました。念願のアメリカでは、大型客船のキッチンで調理とマネージメントを学び、ロスアンジェルスではイタリアンレストランでの仕事に就いたものの、夢の実現のステージはここではないと感じ、イタリアに戻ります。北イタリアのゴルフクラブにあるトップクラスのレストランで夢中になって勉強している時、そこを訪れたダイエーの方からのお誘いを受け、10,000キロも離れた地球の反対側へ行くことに!

日本に来て

最初の仕事は、新神戸オリエンタルホテルにオープンするイタリアンレストランの立ち上げでした。言葉や文化の壁には持ち前のチャレンジャー精神でぶつかり、オフでは日本文化に触れようと果敢に活動し、そんな時訪れた京都で衝撃を受けます。もの静かな会釈、微笑み、指先にまで行き渡る優雅な動作・・・イタリアのサービスとは対極にある日本の料亭のサービスは、言葉がわからなくてもおもてなしの心が伝わり、エリオは完全にノックアウトされました。

俄然日本に興味が湧いたエリオは、イタリアに帰るどころか、ダイエー系列のイタリアンレストランをさらに手がけ、ついに東京へやってきます。新宿、紀尾井町での仕事では、信頼し合える仲間とそして今でもお客様、友人と呼べる大切な人たちに多く出会いました。

エリオ ロカンダ オープン

1996年11月に結婚、そして翌月12月にエリオ ロカンダ イタリアーナオープン。順風満帆とは行かないものの、捨てる神あれば拾う神あり。続いていく道が見えなくなりそうな時も決してあきらめず、やるべきことは「流されないイタリアの味、郷土の料理文化、おばあさんのおもてなしの心を東京で体現する。」このスタイルを貫く、貫き通す!これはロカンダある限り変わらないポリシーです。

エリオの文化交流

頑なに南イタリアの味を提供しサービスもイタリア流に徹しているレストラン。このうわさは、在日のイタリア人の間でも徐々に評判となっていきます。ある日、来日中のジョルジオ アルマーニが来店し、滞在中毎日のように来店くださると、エントランスの前には取材クルーが待ち受け、雑誌には「アルマーニが通う店」と掲載されました。それからテレビや雑誌の取材を数多く受けました。日本に惚れ込んだイタリア人、若干30歳のオーナーシェフ。今思えば本当にいろいろな番組で取り上げていただきました。地方でのイベントにも積極的に参加し、ホテルでのイタリアンフェア、食文化に関する講演やカンツォーネのコンサートとのコラボレーション、また、新潟のスローフードのイベントでは餅つきをしたり、地元のお米で作ったリゾットを生産者の方々に味わっていただきました。

2001年から2005年まで、恵比寿三越でカフェを展開。2005年に開催された「愛・地球博」では、エリオはイタリアンパビリオン内レストランの総合プロデューサーとして大きな役割を担いました。この頃には、エリオは自分の思考がイタリア人なのか日本人なのかわからない状態で仕事に打ち込んでいました。

ケータリング

アルマーニのリクエストで始めたケータリングは、その後様々な形にお応えできるよう、サービスにも工夫をして体制を整えてきました。セントラル キッチンを完備し、調理からデリバリーまでを機能的にこなし、2000人規模のイベントにも対応できるようになりました。日本のロイヤルファミリーのケータリングをさせていただいたことは、とても名誉なことと誇りに感じています。イタリア大使館、文化会館をはじめ、イタリア系企業のイベント、東京モーターショーなどから、ホーム パーティまでをお手伝いしています。「サービスは一瞬にして最上級品にも粗悪品にもなる。」

そうした活動が認められ、2006年イタリア共和国より「カバリエーレ」勲章を受賞。これを一番喜んでくれているのは、カラブリアの家族たちだと言います。日本人の妻と2人の男の子の父親。そしてスタッフも家族と同じに思うエリオのイタリアと日本の大きなファミリーみんなが、今日も日本のイタリアンをおいしくしていきます。

エリオの幼少時代
アメリカ時代
ロッソエネロにて
エリオ ロカンダにて

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住所 東京都千代田区麹町2-5-2MAP
ランチ 11:45~14:15
ディナー 17:45~22:15
定休日 日曜日

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